諭吉の作文 [犬たち]

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ぼくは、ママがママのお部屋に行く時、ついていきます。
ここにはママのお洋服とベッドがあります。
ぼくは、このお部屋が大好きです。ここにはママが寝る時しか入れません。
普段は扉が閉まっています。
ぼくは、部屋に入ると思いっきりジャンプをしてベッドの上に上がります。
だってね、ふかふかの羽毛布団が気持ちいいのです。
それから僕は、布団の中にもぐりこんで、ぐるぐる遊びをします。今日もぐるぐるしていたら、
ベッドから落ちてしまいました。予期せぬ事でした。
お部屋で用事をしていたママに見られてしまい「うわっ!かっこ悪ぅ~」と言われました。
僕は、ちょっとはずかしくなり部屋を出ていきました。
そしたらママは「あはははは・・・はずかし~~ヤツ!」と僕に追い討ちをかけるように言い放ちました。
僕は、僕のお皿を前足でかんかんと蹴ってやりました。
そばで寝ていた小吉にいちゃんは、ちらっと僕を見て「あほ!」という目をしました。
ママと小吉にいちゃんに言いたいのです。ぼくは落ち着きがないとよく言われます。
でも、ぼくだってしまったと思うことあんねん。
はずかしいと思う事あんねん。

       諭吉

「すんまへんでした」ママより


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